北朝鮮戦争の可能性について解説します。北朝鮮戦争の可能性は、2017年内にあるのか?
また、北朝鮮戦争が起こる確率はどれ位なのか?北朝鮮戦争による、日本への影響は?
北朝鮮戦争になる可能性の日時や確率、日本への影響を考え、紹介していきます。
Contents
北朝鮮戦争の可能性
本当に嫌な話ですが、戦争のことを考えなければならない様な緊迫感が続いています。
北朝鮮は先月7月28日、再び大陸間弾道ミサイル(ICBM)を日本海に向けて発射しました。
そして、昨日8月26日未明、北朝鮮は、また、日本海に向けてミサイルを3発、発射したのです。
北朝鮮の慶祝の日である8月15日、韓国では恒例の米韓合同軍事訓練も行われていました。
北朝鮮は、8月10日にグアム島へのミサイル発射を検討している。
と発表したものの、それ以来、何事もない日々が過ぎ、私は、少し安心をしていました。
しかし、昨日ミサイルは、発射されてしまったのです。
北朝鮮が敵国として一番に名前をあげるのはアメリカです。
そして、韓国と日本は間違いなくこの戦争に巻き込まれるでしょう。
日米韓の北朝鮮に対する協力関係はここ数日でも深まっています。
北朝鮮が2017年に打ち上げたミサイル
北朝鮮は今年に入って13回ミサイルの発射を行っています。(8月26日時点)
2017年 | |
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7/28 | 深夜に弾道ミサイル発射 |
7/4 | 弾道ミサイル発射 |
6/8 | 日本海に向け、地対艦ミサイル数発を発射 |
5/29 | 弾道ミサイル発射。日本のEEZ内に落下 |
5/21 | 弾道ミサイル発射。日本のEEZ外に落下。北極星2型か →成功。実戦配備を指示 |
5/14 | 弾道ミサイル「火星12」を発射。日本のEEZ外に落下。
防衛省は高度2000キロを超えたと推定→通常角度で発射した場合、射程は約4500~5000kmに →射程伸ばす。 弾頭の大気圏再突入に成功したとの報道も |
4/29 | 弾道ミサイル発射。失敗。北極星2型か |
4/16 | 弾道ミサイル発射。失敗 |
4/5 | 弾道ミサイル発射。失敗 |
3/22 | 弾道ミサイル発射。失敗 |
3/6 | 中距離弾道ミサイル「スカッドER」(射程約1000km)と推定される4発を発射。うち3発が日本のEEZ内に落下 →命中精度向上 |
2/12 | 新型弾道ミサイル「北極星2型」を日本海に発射 →固体燃料を使用し移動式発射台からの発射に成功。即応力、奇襲力高める |
Yomiuri Onlineーwww.yomiuri.co.jp/ー参照
ここに
8/26:早朝に短距離弾道ミサイル3発を発射。いずれも失敗。
と、追記します。これが、今年13発目です。
北朝鮮戦争の日本への影響

北朝鮮側は、「アメリカが攻撃してきたら在日米軍基地をミサイル攻撃する」
と以前から明確に日本の名前をあげています。
日本の三沢、横須賀の米軍基地などが、具体的な攻撃目標として名前が出ているそうです。
そして、まだ名指しではないものの、東京はとても危険である。と考えられています。
東京は、日本の首都ですから、東京を狙えば、日本国中に影響が出るでしょう。
日本にミサイルが落ちた時に考えられること
ミサイルが核弾頭やサリンなどの化学物質を積んでいたとします。
被害は大変な規模になることが予想されます。
空中で迎撃したとしても、サリンなどの化学物質は空中に飛散します。
核、放射能被害の甚大なことは、容易に考えられます。
ミサイルの破片などに、よる被害も考えなくてはならないでしょう。
北朝鮮戦争が起きれば、場所はどこであれ、日本人の救出や後方支援が必要です。
自衛隊の出動を考えなければならないでしょう。
北朝鮮戦争の確率
書いているだけで、息が詰まりそうです。
では、そんな北朝鮮戦争が起こる確率はどうなのか。
というと、戦争になる確率は低いのではないか。という意見が多く聞かれます。
米朝間の緊張はまだまだ続いています。
しかし、北朝鮮は、威嚇のためのミサイル発射や実験に留まるのではないかというのです。
戦争になったとしたら、アメリカも北朝鮮も被害は甚大なものです。
そして、核のことなどを考えれば、戦争は当事国のことだけではすまされません。
戦争に勝とうが負けようが、人間は命を、人間らしい生活を奪われてしまうのです。
両国ともに、戦争の被害を、わからないわけがないのです。
米国、そして北朝鮮が感情的にならないことを、心から祈るばかりです。
ミサイル発射の確率
争いは避けられたとします。しかし、北朝鮮のミサイル発射は、まだ続くと考えられます。
国内外に対して、まだまだ自国の強さをアピールすることは続くというのです。
そして、8月26日、ミサイルは発射されました。
ミサイル発射の具体的な日時を考える
2017年の後半は、北朝鮮には以下の様な慶祝の日があります。
- 7月27日=祖国開放戦争勝利記念日
- 8月15日=祖国開放記念日
- 9月9日=建国記念日
- 10月10日=朝鮮労働党創建記念日
- 12月27日=憲法記念日
7月28日には、日本海に向けて大陸間弾道ミサイルが発射されました。
これは、前日7月27日の祖国開放戦争勝利記念日を念頭においたものでしょう。
また、8月10日にグアム島へのミサイル発射の可能性がある。と報道されました。
これは、8月15日の祖国開放記念日も考えてのことだったのでしょう
グアム島へのミサイル発射と同時に、北朝鮮戦争が始まってしまうのではないか。
とも危惧されていました。
グアム島へのミサイル発射はありませんでしたが、昨日、日本海にミサイルは発射されました。
9月9日の建国記念日に向けて、まだまだミサイル発射の心配はあります。
そして、10月10日、12月27日と北朝鮮は、ミサイル発射を考えているかもしれないのです。
核兵器禁止条約

戦争の可能性について解説してきました。
しかし、今年7月7日に「核兵器禁止条約」という法が国連で締結されたのです。
2017年7月7日 – ニューヨーク国連本部での会議に参集していた各国は「核兵器禁止条約」を採択しました。
法的拘束力を持つ核軍縮関連の条約としては、実に20年ぶりの交渉成立となります。
国連広報センターwww.unic.or.jpー参照
「核兵器のない世界」を目指し、核兵器の使用や開発、実験、生産、製造、保有などを禁止する内容。
核抑止力の根幹ともされる「使用するとの威嚇」も禁止する。
1945年の日本への原爆投下後、核兵器を違法とする条約が国連で採択されるのは初めて。
条約は9月20日に各国の署名が始まり、50カ国の批准を得て発効する。
- 核保有国=ロシア、フランス、中国、アメリカ、イギリス
- 実質的核保有国=インド、パキスタン、北朝鮮、イスラエル
- アメリカの核の傘に依存する国=日本、ドイツ、韓国、ポーランド、イタリア、カナダ
は残念ながら不参加でした。
しかし、
- オーストリア
- メキシコ
- ブラジル
- 南アフリカ
- スイス
- スウエーデン
- エジプト
- インドネシア
など129か国は賛成で可決したのです。
核には核、力には力という考え方からの方向転換は始まっています。
戦争への危惧はあります。
しかし、私達は、力には力というような考えを捨て、負の連鎖を断ち切る一歩を踏み出したい。
そう思うのです。皆さんはどうですか?